8月12日(火)

 フェリーが到着したのは午前2時頃だった。外でテントを張っている人たちが大勢いる。俺もテントを張ろうと外にでたら雨が降りそうだったので中で寝ることにした。

 待合所の片隅でフェリー待ちのライダー達がダンボール箱を敷いて寝ているのでそこにマットを敷いてアイマスクと耳栓をして寝る。またもや浮浪者みたいなことになっている。こーいう写真を撮って将来の自分の子供にでもみせてやりたいな。あんまりはずかしいのでとらんかったけど。

 外が明るくなってきたので外にでると見事に雨。テントはらなくて良かった。仕方なく小さな折り畳み傘を広げて青森インターチェンジまで歩いていく。2時間ぐらいはかかって到着した。途中のセブンイレブンに刺身や農家からとったきたばかりに見えるジャガイモとかが積まれていたのにはおどろいた。

 8時からインターチェンジの入り口で指を立ててヒッチハイクを開始した。しばらくして仕事に行く途中のボンゴ(土方などの業界では1BOXの実用車はハイエースであろうとみんなボンゴと言う)が止まったが臭そうなおいちゃん6人ぐらい乗ってて、しかも短距離だそうなので断った。

 20分以上かかって仕事で青森まで来ていたサラリーマンに乗せてもらった。タイの卸をしていて結婚式場に売り込んでるそうだ。今度北海道へも進出するそうだが、「結婚式にはタイ」の習慣がそっちにはなくて苦労しそうだそうだ。でも逆に似た業者がいないので本州から渡ってきた人に売り込めば大当たりかもしれないとか。

 4時間乗せてもらって宮城県付近の国見サービスエリアに到着した。そこから新潟に行く車を探すつもりだ。もうお盆に入っているので一般の人が多く、トラックは少ない。

 出口付近で新潟の看板を出して待つ。・・・・・なかなか止まってくれない。東京方面に行く車ばかりなのだろう。

 50分も待ってようやくトラックドライバーのおっちゃんが声をかけてくれて「そこで待っていたんじゃみんな東京へ行く車ばっかりだからだめだろう。高速から降りて49号線で待たなきゃだめだ。」と教えてくれてついでに49号線のところまで連れていってくれた。

 降ろしてくれたところで待つこと5分で古いセドリックワゴンが止まった。スキーのインストラクターをしているちょっと年上の人だ。「この車、すごい前の奴ですね」「いや、でも平成の年式の奴だよ」「えっ全然そんな風にみえませんが・・」「全然モデルチェンジしてないからね。これは3世代前の設計だよ。でもスキーするときとか荷物たっぷり詰めてなかなかいいよ」うーん結構変わってるなあ。

 「喜多方市へ○○km」の看板を見て喜多方ラーメンの話になった。美味しいラーメンを食べ歩いていると言うと別れ際に駅前の相当古くからやっていそうなラーメンやで降ろしてもらった。さすが喜多方ラーメン面が太い。普通のしょうゆ味だったがとても美味しかった。

 そこは猪苗代湖のそばで会津磐梯山(バンダイサン)がおおきくそびえてみえる。天に突き刺さりそうな風格は見事だ。

 そこから歩いて近くのインターチェンジに行って看板を出してまつ。しかし30分すぎた頃突然の激しいにわか雨。傘を出そうがずぶぬれになるほど。それを見かねて止まってくれた車は東京方面だった。高速の下に逃げ込んで雨宿り。その後もヒッチハイクをするが全然止まってくれないので、国道49号線まで戻ってそこからヒッチハイクした。

 すぐにトラックが止まってなんと新潟まで連れていってくれることになった。やはりヒッチハイクは場所選びが非常に重要だ。ドライバーにあそこで待っていたことを言ったら「そこは東京に帰る車ばかりだよ。新潟へは高速が開通してないから49号線を使うのがふつうだね」

 新潟へ近づくにつれて強い雨が降ってきた。「このまま変なところにおろしちゃかわいそうだから今晩うちに泊まっていく?」と親切に言ってくれたけどよけいな迷惑をかけてはいけないので断った。そして夜8時30分に北陸自動車道中之島見附インターチェンジで降ろしてもらった。ちょうどそこには雨宿り出来る駐輪所があったのでそこで雨宿りした。北陸地方は雪が積もるので自転車置き場の屋根はしっかりしている。しかも俺の場所は雪が吹き込まないようにドーム状になっていて雨宿りにはぴったり。しかもここはあまり利用されていなく、しかもトイレが近くにある。

 そこにテントを張る。テントの上にかぶせて雨をふせぐフライシートをつけなくても良いので少しは蒸し暑さもしのげやすくなる。そう!日本は夏だった。ムシムシした中でテントを張るのは何日ぶりだろう。

見よ!北海道までヒッチハイクでいくとこんな大胆なことをしても平気

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